高松市中央通りではムクドリとスズメ,ハシボソガラスの3種がそれぞれ集団ねぐらを形成している。これによる糞害や騒音等が生じているが,現状は一時的な対策に留まっている。本報は,中央通りにおける鳥類の集団ねぐらの長期的・広域的な対策を講じる基礎資料として,中央通りの樹木における集団ねぐらの特徴と空間ごとの種による選好性の把握を目的とした。2023年6月から12月にかけて集団ねぐらが形成される時間帯に現地調査と周辺環境調査を実施した。その結果,ムクドリとスズメ,ハシボソガラスは棲み分けをして集団ねぐらを形成し,ムクドリは樹高が高いクスノキが植栽されている空間に集団ねぐらを形成する傾向が明らかになった。