2024 年 41 巻 2 号 p. 122-123
尺骨茎状突起骨折において,1.0mm 径リングピンを用いた締結固定法による骨接合術を8 例に行った.従来のKirschner-wire(K-wire)での締結固定法(TBW)では,K-wire のバックアウトによる骨折部の緩みや皮膚障害の危険性があったが,本法では全例でバックアウトすることなく骨癒合が得られた.また,TBW では固定性を得るため,K-wire 先端を対側骨皮質に穿破させる必要があるが,本法ではピン先端は髄内での留置でよいため,手技も簡便で有用である.