日本手外科学会雑誌
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学術集会発表論文
母指CM 関節症に対する装具療法の治療成績
岩倉 菜穂子長田 義憲秋元 理多肥沼 直子高築 義仁寺山 恭史
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2025 年 41 巻 5 号 p. 580-581

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抄録

母指CM 関節の保存療法の治療成績を調査した.当院では主にシリコン装具を用いた保存療法を行っており,装具は入浴および就眠時以外は装着し,3-6 か月間装着するように指導した.対象は2013 年4 月~2023 年3 月に母指痛を主訴に来院した全症例で,77 例(男性21 例,女性56 例)94 指であった.Eaton 分類はStage Ⅰが9 指,Stage Ⅱが33 指,Stage Ⅲが41 指,Stage Ⅳが11 指であった.再来しなかった患者を除いた58 例72 指の平均経過観察期間は18.5±23.7 か月であった.最終診察時の痛みは増悪0 指,不変23 指,改善48 指,不明1 指であった.疼痛が変わらなかった症例と改善した症例のEaton 分類の各Stage の割合に統計学的な有意差は認めなかった.手術を要したのは3 例3 指(4.2%)であった.

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