日本手外科学会雑誌
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学術集会発表論文
医原性針刺し症例の院内コンサルト「3 日間ルール」―手外科コンサルト適正化の試み―
野々村 秀彦佐竹 崇志槇 利衣高木 藍那紀藤 雅典
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2025 年 42 巻 2 号 p. 100-103

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抄録

2019 年より医原性針刺し症例の院内コンサルトに「3 日間ルール」を創設した.「3 日間ルール」とは,発生後3 日間は経過観察し,4 日以上症状が続いたら手外科受診とするルールである.43 名の医原性針刺し患者のうち,新ルールで手外科受診は5 名であったが,旧ルールでは15 名が受診したと思われた.「3 日間ルール」で手外科受診を1/3 に減らすことができた.

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