日本手外科学会雑誌
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学術集会発表論文
橈骨遠位端骨折におけるプレート固定方法別の 術後関節可動域の比較
福田 誠柴田 将伍千葉 紀彦安田 匡孝
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2026 年 42 巻 4 号 p. 491-496

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抄録

本研究の目的は,橈骨遠位端骨折(DRF)に対するプレートの固定方法の違いによる手関節の関節可動域(ROM)への影響を明らかにすることである.手術を行った344 例を対象とし,掌側ロッキングプレート固定群(V 群)296 例,背側ロッキングプレート固定群(D 群)31 例,掌背側から固定した群(VD 群)8 例,Acu-Loc2 とそのFrag-Loc compression screw を用いた群(VF 群)9 例に分け,手関節のROM を調査した.掌屈角度にてV 群とD 群間に有意差を認め,回外角度にてVD 群とV 群およびD 群間で有意差を認めた.本研究においてD 群のみ掌屈制限がみられたが,これはD 群で使用した内固定材のほとんどが背側用のロッキングプレートで,VD 群ではfragment specific fixation 用の比較的小さくlow profile なプレートであったことが影響している可能性が考えられる.また,VD 群で認められた回外制限には,骨折型が影響している可能性が考えられる.

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