2026 年 42 巻 4 号 p. 589-592
第5 中手骨頚部骨折に対する観血的整復固定術において,側方からプレートを設置して治療した6 名について検討した.手術は尺側から皮膚切開し,小指外転筋を剥離した中手骨側面に整復後プレート固定を行った.術後6 か月時点で骨長短縮は平均0.9(0-3)mm であり,転位角度は掌側転位5 度以内,側方転位7 度以内であった.可動域はMP 関節可動域が健側比平均76(52-95)%,%Total Active Motion は平均94%であった.本術式は強固な固定を得られるとともに,伸筋腱との癒着が起こりにくい手術法であり,良好な成績が得られた.今後さらに症例を重ねて検討する必要がある.