2026 年 42 巻 4 号 p. 584-588
小児上腕骨顆上骨折のピンニング後に,内反傾向を示した群(内反群)と示さなかった群(正常群)に分けて後ろ向きに検討した.対象は伸展型上腕骨顆上骨折の41 例で,最終調査時のCarrying Angleにより内反群21 例,正常群20 例に分類した.術直後から術後12 週までのBaumann 角を経時的に評価したところ,内反群では術中整復不良により術直後からすでに内反傾向を認め,鋼線抜去・外固定終了後にさらに内反変形が進行した.術直後に内反を認める症例では,外固定期間の延長が検討されるべきである.