日本手外科学会雑誌
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学術集会発表論文
遠位橈尺関節形状と掌側ロッキングプレートの関係
長沼 靖佐竹 寛史根本 信太郎仁藤 敏哉土屋 匡央髙木 理彰
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2026 年 42 巻 5 号 p. 699-701

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抄録

橈骨遠位端骨折に対して掌側ロッキングプレート固定を行った65 例65 手を対象に,単純X 線正面像およびCT 水平断像の遠位橈尺関節形状と,プレート設置面と橈骨尺側切痕とのなす角を調査した.手術時年齢は平均65.9 歳,性別は男6 例,女59 例,罹患側は右36 例,左29 例,使用インプラントは単軸型の近位設置型31 例,遠位設置型33 例(リムプレート11 例を含む),多軸型の近位設置型1 例であった.遠位橈尺関節形状はX 線正面像で平行線,CT 水平断像でC 型が多かった.遠位橈尺関節内にスクリューが突出した1 例は,単軸型の遠位設置型プレートを使用し,遠位橈尺関節形状は,X 線正面像は遠位が尺側に向かい,CT 水平断像はski slope 型であった.プレート設置面と橈骨尺側切痕のなす角は平均80.9°であった.橈骨尺側切痕はCT 水平断像で背側が橈側に傾き,遠位橈尺関節形状によりその傾きは異なっていた.尺側骨片を固定するスクリュー長や刺入方向の参考になると考えられた.

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