日本手外科学会雑誌
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学術集会発表論文
MP 関節周囲骨折に対する外固定の評価と対策
前田 隆浩本間 友康石井 秀明吉澤 秀辻 收彦池上 博泰
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2026 年 42 巻 5 号 p. 745-750

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抄録

MP 関節周囲骨折ではMP 関節屈曲位での外固定が推奨されるが,実臨床では十分な屈曲位が保持されていないことも多い.本研究では,2010 年~2023 年に当院で治療した中手骨および基節骨骨折のうち,MP 関節周囲骨折88 手を対象とした.再診時のX 線側面像よりMP 関節屈曲角度を測定し,外固定方法,年齢,スプリント設計との関連を解析した.結果,屈曲60°以上が得られていた症例は38%であり,指固定範囲,スプリント角度,年齢との有意な関連が認められた.本研究により,より良好な外固定の工夫の必要性が示唆された.

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