日本手外科学会雑誌
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学術集会発表論文
当院におけるアミロイド陽性手根管症候群患者の診断・治療に対する循環器内科との連携
小武海 信之前田 和洋萬代 彩乃岡本 靖文柏木 雄介斎藤 充
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2026 年 42 巻 6 号 p. 939-942

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抄録

心アミロイドーシス(以下CA)は致死的な心不全の原因となり,早期診断・治療介入が重要である.手根管症候群(以下CTS)はCA の初期症状として最も多く,心症状出現より5-10 年先行するとされる.当院では,直視下手根管開放術全例でDirect Fast Scarlet(以下DFS)染色を行う.陽性例は循環器内科で診察・検査を受けるプロトコールが確立されており,CA の診断・治療でシームレスな連携を構築している.今回,滑膜のDFS 染色陽性率とCA の診断・治療状況を調査した.2023 年1 月~2024 年12 月の30 例34 手を解析した.内訳は右17 手,左17 手であり,平均年齢は73 歳,性別は女性25 例,男性5 例で,両側例は21 例であった.DFS 陽性は30 例中15 例であり,このうちピロリン酸シンチグラフィ陽性は5 例であった.CTS の30 例中3 例がCA 診断に至り,いずれも診断は野生型Amyloid transthyretin であり,心不全の症状を認めず,経過観察中である.

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