日本手外科学会雑誌
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自由投稿論文
母指CM 関節症に対する第1 中手骨矯正骨切り術後成績について―術後のハンドセラピィに着目して―
栗木 康介松田 匡弘
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2026 年 42 巻 6 号 p. 981-986

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抄録

母指CM 関節症に対する第1 中手骨対立外転骨切り術(abduction-opposition wedge osteotomy:AOO)は,関節を温存しながら除痛および機能改善が見込める手術法であり,良好な治療成績が報告されている.今回,AOO 術後ハンドセラピィプログラムを実施し,経時的変化を調査した.2017 年11 月~2024 年1 月にAOO を施行した31 例を対象とし,術前,術後3 か月,6 か月,1 年,2 年の評価を行った.内訳は男性14 例14 手,女性17 例17 手であり,平均年齢は59.2 歳であった.結果,橈側外転,安静時・動作時Visual Analogue Scale,tip pinch,lateral pinch,Hand20 は経時的に有意な改善が認められた.術後ハンドセラピィのポイントは,骨癒合を阻害しない範囲での可動域の拡大,適切なスプリントの作製,動作パターンの修正,およびADL 動作指導であり,AOO の特徴を加味したハンドセラピィプログラムを立案することで,術後成績も経時的な改善が得られると考えられた.

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