日本手外科学会雑誌
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自由投稿論文
イリザロフミニ創外固定器M4 ユニットを応用した骨折治療
永峯 佑二松浦 愼太郎前田 和洋湯川 充人斎藤 充
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2026 年 42 巻 6 号 p. 987-993

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抄録

イリザロフミニ創外固定器は手指骨折治療に有用であるが,装置の大きさや重量が患者の受け入れを困難にすることがある.今回,創外固定器M4 パーツのみを応用した小型化手法(M4 fix)による骨折治療について報告する.対象は新鮮骨折11 手で,男性9 手,女性2 手,平均年齢54.7 歳であった.受傷部位は末節骨3 手,基節骨3 手,中手骨5 手であった.創外固定ピンで骨折部を固定後,創外固定器M4 のパーツで構成されたフィクセイションユニットで締結した.全例で骨癒合が得られ,固定期間は平均6.7 週であった.関節可動域(%Total Active Motion)は平均95.6%であり,ADL に支障を来した症例はなかった.合併症として関節症変化,ピン刺入部感染を各1 例認めた.M4 fix は小型・軽量でありながら高い自由度と固定力を維持し,患者の受け入れが良好で手術手技も簡便である.手指骨折治療において有用な手術手技の一つである.

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