熱物性
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薄型断熱材の熱伝導率測定方法の検討
岡崎 亨及川 一摩酒谷 茂昭倉敷 哲生
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2016 年 30 巻 2 号 p. 86-91

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抄録

近年、シリカのポーラス構造によって高い断熱性を有するエアロゲルを、不織布などの繊維と複合化し、薄く断熱性が高い材料として構成した「エアロゲル複合断熱材」の実用化が盛んである。しかしながら、こうした熱伝導率が0.02 W/(m·K)程度と小さく、厚さが1mm以下の材料の熱伝導率に対して、標準的な測定方法が未確立であり、現在も国際的に議論がされている段階である。これに対し、本研究では、熱伝導率測定方法の一つである「熱流計法」と、複合材料の諸特性を求めるための数式である「複合則」を組合せることにより、上記断熱材の熱伝導率を測定する手法を検討した。本手法により、n=5(回)の繰返し再現性試験で、ベースとして用いた熱伝導率測定器が持つ再現性に収まる±2.1%のばらつきで、エアロゲル複合断熱材の熱伝導率が測定できることを確認した。

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© 2016 日本熱物性学会
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