獣医臨床皮膚科
Online ISSN : 1881-2236
Print ISSN : 1347-6416
ISSN-L : 1347-6416
原著
表在性天疱瘡(落葉状天疱瘡,紅斑性天疱瘡)の犬34例におけるテトラサイクリンおよびニコチン酸アミド併用療法の有効性(1995–2010)
Heather D. EdgintonDanny W. ScottWilliam H. Miller, Jr.Joya S. GriffinHollis N. Erb
著者情報
ジャーナル フリー

2011 年 17 巻 4 号 p. 241-246

詳細
抄録
表在性天疱瘡(落葉状天疱瘡,紅斑性天疱瘡)の犬34例をテトラサイクリンおよびニコチン酸アミド(TCN)併用療法により治療した。29例の犬について予後に関する情報が得られ,62%の犬ではTCN併用療法が奏功した。TCN併用療法の有効性と,性別,治療開始までの期間,過去におけるグルココルチコイド療法の有無,そう痒の有無,TCN併用療法による治療期間,TCNの投与間隔の延長の有無,または病変分布との間に関連は認められなかった。
著者関連情報
© 2011 日本獣医皮膚科学会
次の記事
feedback
Top