獣医臨床皮膚科
Online ISSN : 1881-2236
Print ISSN : 1347-6416
ISSN-L : 1347-6416
原著
イヌの局所性ニキビダニ症:46症例における後向き研究(1988–1998)
Danny W. Scott, William H. Miller, Jr.
著者情報
キーワード: 犬, 局所性ニキビダニ症
ジャーナル フリー

2012 年 18 巻 2 号 p. 87-91

詳細
抄録
46例の犬が局所性ニキビダニ症と診断された。過去11年間における本症の罹患率は,皮膚疾患の犬のうち0.6%で,犬症例全体では0.1%であった。自験例の72%は12ヵ月齢未満であった。本症はロットワイラー,コリー種,ジャーマン・シェパードに好発する傾向があった。眼周囲,顔面,下顎および口唇に皮疹が認められた例が多かったものの,その他のあらゆる部位にも皮疹が認められた。皮疹部は無症候性で,いずれの症例でも皮疹を除いては健康上特記すべき異常が認められなかった。自験例ではいずれの症例においても,駆虫薬による治療は行われなかった。症例の85%で予後調査が可能であったが,いずれの症例でも皮疹は自然治癒し,再発は認められなかった。
著者関連情報
© 2012 日本獣医皮膚科学会
次の記事
feedback
Top