獣医臨床皮膚科
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短報
シャンプー後に全身症状を伴った皮膚病変を呈したウェルッシュ・コーギー・ペンブロークの3例
石川 乃梨子道本 武志
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2017 年 23 巻 3 号 p. 135-138

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抄録

3頭のウェルシュ・コーギー・ペンブロークがトリミングサロンでシャンプーを実施後に沈うつ,食欲不振,発熱をみとめた。3頭とも体幹を中心とした皮膚に斑状紅斑・丘疹がみられ,検査所見では白血球数増加,C反応性蛋白(CRP)上昇が認められた。プレドニゾロンを用いた対症療法を行い,全身状態の改善とともに皮疹も消失した。3症例の発症までの経過や臨床症状,検査所見,同一のシャンプー剤を使用していたことからシャンプー剤による皮膚薬物有害反応が疑われた。

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© 2017 日本獣医皮膚科学会
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