獣医臨床皮膚科
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症例報告
皮膚炎発症部位に限局的な黄金毛症が生じたミニチュア・シュナウザーの2例
満田 千賀柴田 久美子永田 雅彦
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キーワード: , , 炎症
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2003 年 9 巻 1 号 p. 21-23

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抄録
ミニチュア・シュナウザー2例の皮膚炎発症部位に限局的な黄金毛症が生じた。症例1(7歳齢,避妊雌)は,二硫化セレンシャンプーによる表在性化膿性壊死性皮膚炎で受診。シャンプー中止後皮疹の改善を認めたが,約2週間後炎症の著しかった後頭部に黄金毛が生じた。症例2 (1歳齢,雄)はノルウェイ疥癬で受診。治療後皮疹は消退したが,掻破痕の著しかった顔面,耳介,後肢に黄金毛が生じた。いずれも数週間後に毛根より常色毛の生長を認めた。
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© 2003 日本獣医皮膚科学会
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