抄録
The University of Washington Head and Neck Disease Specific questionnaire(UWQOL)はワシントン大学耳鼻咽喉科が1993年に頭頸部患者専用に作成した自己記入方式のQOL評価質問表である。1999年にVer.4が作成され当科においても演者が翻訳し、術前、術後1、3、6か月、1、2年に調査を行っている。患者を中心とした、オーダーメイドの治療を行うためにも、初診時に進展範囲を含めた病状の説明、病名の告知、当科以外の治療施設の呈示とセカンドオピニオンの重要性、治療方法、予後とともにUWQOLをデータベ一スとした術後に予想される障害に関しても説明を行っており、患者への情報開示において重要な役割を果たしている。今回、この4年間に当科で加療した舌癌患者12例中1年間観察し得た10例についてUWQOLを用いてQOL評価を行ったので報告する。