インターネット時代の中で, アメリカの図書館は市民の電子アクセスを保証する役割を果たしている. サンフランシスコ中央図書館はインターネット端末を300台提供し, 自宅からのデータベースアクセスも可能だ. 地域各層と協力して地域全体のネットワークづくりも目指している. 図書館建設を住民投票で決めるなど図書館政策への市民の活発な参加も注目される. 一方, 大学図書館も市民が自由に入り, オンライン機器を含めて利用できる. 全体として日本と比べ, 情報に関する社会インフラが大きく異なり, それがインターネット時代に日米格差となって現れている.