韓国では図書館サイトヘインターネットを通じてアクセスし,いつでもどこからでも無料で電子ブックを貸出・返却できる図書館サービスが行われている。これはブロードバンドに対応できる国民の情報化において,地域差やIT習熟度による情報格差を解消する目的で,国家主導で始められた図書館サービスである。21世紀知識情報化時代の中心的役割を担う利用者の便宜を中心とした図書館の新しい姿として登場した韓国のデジタル図書館。そのねらいとそれを実際に利用しているケースなど,現地のインターネット事情および環境的な背景,利用状況などと照らし合わせながら紹介をする。