2009 年 59 巻 10 号 p. 486-491
近年,国立大学図書館では所属する大学の理念や目標・計画のもと,図書館も一部局として成果を上げ,かつ利用者への多様なサービス活動を展開していくことが求められている。だが,運営に関わる予算が厳しくなってきている現在では,図書館職員一人ひとりが企画をし,予算を獲得する能力が必要とされてきている。本稿では,国立大学法人化以降,国立大学図書館職員が置かれている状況と,その中でどのように自らスキルアップをして能力を高めていけばよいのか,現場から提案していく。