2009 年 59 巻 4 号 p. 162-164
ファクトデータベースは技術の発展とWebの普及により新しい段階を迎えている。ゲノミック・プロテオミック分野,天文学,GISなど,従来と比較にならない大量のデータが得られるようになった。XMLなどの記述言語,メタデータ,オントロジー,データマイニングなど新しい手法が発展している。科学技術データを研究者が自由に利用できるためのアクセス問題,大量のデータの長期的保存などの議論が始まっている。伝統的な商業データベースも拡充を続けている。小規模な各種データベースについては国立国会図書館のDnaviや各種ポータルが役に立つ。