2009 年 59 巻 7 号 p. 334-340
筆者は2007年3月から1年間,研修としてハーバード大学イェンチン図書館に滞在した。研修期間中に見聞したハーバード大学,マサチューセッツ州立大学アマースト校,その他のアメリカの大学図書館におけるオリエンテーションや講義をもとに,情報リテラシー教育活動の事例について報告する。また,日米間に違いがあるかどうかについて考察する。日米とも同様の課題を抱えていること。その一方で,web技術やデジタルメディアの活用,コミュニケーションの形成の仕方に違いがあること,等。