アステラス製薬(株)における,学術情報支援サービスの現状について紹介する。国内では研究所を中心とする拠点のR&D関連部門を対象に各種の学術情報支援サービスを提供している。また,海外3拠点にあるLibraryの担当者ともGlobal Library Meeting等を通じて協働関係を構築し,電子ジャーナルや競合他社情報データベースのグローバルサービス展開など,世界的な視点でサービスの向上および予算活用の効率化を図っている。今後の課題として,学術資料電子化の時流に乗った対応,ユーザ業務を理解した上での情報サービス業務構築と人材の育成,サービス継続に必要な予算の確保等が考えられ,今後も継続して取組んでいく。