情報の科学と技術
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切り口の違いによる分析結果の違いについて(<特集>特許情報の分析・活用)
堀越 節子
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2010 年 60 巻 8 号 p. 340-345

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抄録

特許情報は特許制度を含めて多数の項目があり,出願から権利失効までさまざまに変化する。目的によって加工の手法も収集する情報も変わるので,目的の把握が重要である。件数を比較する際も単純に件数のみの比較なのか,時系列で変化を見ていくのか,権利化されたもののみで比較するのかで,分析対象の項目が異なる。本稿では,分析の観点の違いによる結果の見え方の相違や特許情報を分析する際に利用する代表的な項目として,出願人/権利者,出願日,特許分類について各項目を利用する際の注意点などを紹介する。公報発行時のデータや整理標準化で提供されるデータまで多数の項目を如何に目的に沿った使い方をするかがポイントになる。

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