2025 年 75 巻 1 号 p. 42-47
G7仙台科学技術大臣会合コミュニケによる即時OAの推進や,科研費でのDMPの推奨,また,研究機関での研究データ管理公開ポリシーの策定など,研究データ管理の推進の動きが急速に高まってきている。この情勢の中,研究データ管理支援を限られた人材で効率的に実施するために,研究データ管理をそれぞれの立場で学ぶ教材の整備は喫緊の課題である。本稿では,AXIES-RDM部会とJPCOARにより制作された情報基盤系教職員向け研究データ管理支援教材について,そのユースケース,及び,現在得られている本教材への意見を紹介し,今後の課題について述べる。