情報の科学と技術
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事例報告
大学院生の理解を引き出す「RDMヒアリングシート」
淺川 槙子青木 学聡
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ジャーナル オープンアクセス

2025 年 75 巻 2 号 p. 79-85

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抄録

近年,研究のオープン化や研究公正強化の視点から,研究データ管理(Research Data Management,RDM)の重要性が高まっている。大学院生は研究者のキャリアとしての初期段階にあたる。彼らが,この時期にRDMの知識を習得し,自身の研究活動に適用できるようになることは,非常に重要である。しかし,大学院生へのRDM教育においては,RDMの重要性や具体的な実践方法を効果的に理解させる手法が模索されているのが現状である。本稿では,大学院生が自身のRDMについて説明できる能力を養うために設計した「RDMヒアリングシート」と,それを活用したRDM啓発の取り組みについて述べる。

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