2025 年 62 巻 1 号 p. 12-19
本研究では, 飛驒山脈北部の朝日岳東側に位置する白高地沢地すべりにおいて, DInSAR解析とLiDARから求めた変位量を比較し, DInSAR解析で検出される地すべりの変位量の特徴を検討した。LiDARデータから算出した実際の斜面方向の変位量を衛星視線 (LOS) 方向の変位量に換算した際に, DInSAR解析の変位量が斜面方向と傾斜角でどのくらい違いがあるかを示す指標として計測感度がある。2つの手法で得られた変位量の一致度を調べた結果, DInSAR解析では, 計測感度が高い場所で実際の変位量に近い値であり, 計測感度の低い場所で実際の変位量に比べて小さくなる傾向があることがわかった。