日本地すべり学会誌
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振動台実験による斜面の地中変位量の計測
浅野 志穂松浦 純生岡本 隆松山 康治
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2003 年 40 巻 2 号 p. 134-137

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抄録
地震発生時の斜面崩壊機構を明らかにするため大型実験斜面による振動台実験を行い, 崩壊発生時の斜面の地震応答加速度と地中変位量の計測を行った。兵庫県南部地震で発生した崩壊地を参考に斜面長約4m, 高さ3m, 斜面勾配45度, 層厚1.2mの実験斜面を作成し, 仮想の地震波を入力して実験を行った。実験は崩壊が発生するまで, 地震加速度を変えて繰り返し実施した。その結果から, 崩壊発生直前には斜面上部の特に崩壊地頭部に当たる遷急線付近で応答加速度が急激に増大したこと, 崩壊時には初期段階で深部まで変位の累積があったこと, その後浅層部分にすべり面を形成して土塊が急速に滑落したこと等が明らかとなった。
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© 社団法人日本地すべり学会
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