日本下肢救済・足病学会誌
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特集:フットケア研修“下肢創傷管理の光と闇”“下肢救済のためのチーム医療”
糖尿病足病変・末梢動脈疾患患者に対するフットケア-チームにおける理学療法士の役割-
河辺 信秀
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2013 年 5 巻 2 号 p. 35-42

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抄録
本稿では,糖尿病足病変と末梢動脈疾患に対する理学療法士のフットケアについて解説した.糖尿病足病変の危険因子には,糖尿病神経障害,末梢動脈疾患,関節可動域制限,足部変形,足底圧異常,胼胝形成,靴ずれなどがある.これらの危険因子は理学療法士が日常的に関与している障害が多い.装具療法は,免荷を達成することで下肢創傷の治癒や予防を達成する.また,装具療法は変形の進行予防も目的とする.靴のフィッティング指導は靴ずれの予防として重要である.関節可動域練習は足部の関節機能を改善し,足底圧の減少を目指す.人工炭酸泉温浴は末梢動脈疾患による下肢虚血を改善する.さらに,ADLやQOLの改善を目指した理学療法も重要である.これらは,医師や看護師との連携がなければ効果を発揮しえない.したがって,理学療法士はフットケアチームの活動に積極的に参加すべきであると考えている.
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© 2013 日本下肢救済・足病学会
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