日本下肢救済・足病学会誌
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総説
医療用Footwear(下肢装具)の歴史
大平 吉夫上口 茂徳
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2016 年 8 巻 3 号 p. 130-136

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抄録

下肢救済治療は発展し,足を長く残すだけでなく,より歩行機能を温存した下肢救済が求められている.しかし,歩行機能が高ければ潰瘍が生じやすい面もあり,footwearを用いての再発予防,高位切断予防は今後の下肢救済治療において必要不可欠である.現在のfootwearは,欧米式装具の影響を受けていることが多く,必ずしも日本式の生活や治療方針に沿うものばかりではない.これらの現状を考えればfootwearの進化は必要なことである.温故知新の言葉に込められた,これからの発展につなげるためにfootwearの歴史を紐解く.

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© 2016 日本下肢救済・足病学会
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