2021 年 21 巻 p. 73-79
2002年の地域・職域連携共同モデル事業から発展してきた地域・職域連携推進事業は,めざましい成果をあげているという報告事例はあまり見られないものの,多くの関連組織をつなげる重要なインフラとしての役割が期待されている。本研究では,地域・職域連携推進事業についてシステム的な見地からその構造を示すとともに,事業を取り巻く4つの因果ループ図を示し,要素間の構造について明らかにした。さらに,地域・職域連携推進事業を効果的かつ効率的に運営するためのポイントおよび方策を示した。