日本経営診断学会論集
Online ISSN : 1882-4544
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行動経済学を用いた新たな投資支援アプローチの実現―投資シミュレーションを用いて―
立松 健一朗 永井 昌寛
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2025 年 25 巻 p. 97-103

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抄録

本研究では,投資家が自身の認知バイアスを認識し,投資行動の改善につなげることを支援するシステムを開発・評価することを目的とする。実際の株価データを用いた投資シミュレーションを通じて,投資家の投資傾向を明らかにし,それに対するフィードバックにより行動改善を促すシステムを開発した。本システムの特徴は,フィードバックが投資家自身の欠点を示すところにある。そうすることで,投資行動を強制的に変えるのではなく自発的な行動修正を促し,持続的で長期的な行動改善が期待できる。システムの評価実験結果から利用者に認知バイアスを自覚させる内面的支援が投資結果に良い影響を与える可能性があることが示された。

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