2001 年 18 巻 3 号 p. 89-92
ヤギにおけるホルモン処理後の排卵率および胚の回収と胚の発生を調べた.発情を非同期化ヤギでは繁殖季節にかかわらず,FSH連続およびPMSG単独処理は非処理より2∼3倍の排卵を誘起した.一方,胚の回収率はFSHとPMSG処理間で異なったが,平均黄体数は同様であった.処理ヤギでの胚の発生では,交尾後6∼8日後で桑実期胚が回収され,8∼10日後に胚盤胞期胚が得られた.これらの結果から,ホルモンで排卵誘起処理したヤギで繁殖期にかかわらず正常胚が得られることがわかった.
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