発電の安全性・安定性・負荷追随性・拡張性・低コストなどを備え、環境保全に資する太陽熱水発電(Solar hot water Thermal Energy Conversion、以下STEC)を開発した。
LSTECは、熱源を太陽熱とすることで不偏的かつ実用的に無尽蔵であり、集熱温度を95℃に下げることにより集光・作動媒体輸送・蓄熱におけるエネルギーロス・装置コストを抑え、発電の安定性(24時間/日かつ365日/年)を確保し、別報で可能性を検討した低温スターリングエンジンの利用で発電効率を改善し、発電コストを低減できる。
更に、STECは太陽熱に限らず低品位の排熱・地熱などを利用できるので、熱汚染やヒートアイランドの解消に資するほか、低コストで必要十分な電力・エネルギーを家庭・企業・地域・国家単位で自給できるようになり、世界の環境・生活・社会・文化基盤に貢献する。