MACRO REVIEW
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研究論文
パナマ共和国におけるヤブカ発生対策を目指したプラスチック製容器包装廃棄物のぬれ性に関する研究
薗畠 ひとみ眞子 岳田邉 匡生北脇 秀敏
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2022 年 34 巻 2 号 p. 79-86

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抄録

 国立感染症研究所は、放置されたビニールシートの窪みや襞の水溜りが蚊の発生源になると警戒している。研究対象国であるパナマ共和国においても、住民のポイ捨てや廃棄物回収業者が回収できていないプラスチック製容器包装廃棄物が首都パナマシティの至る所に散乱しており、蚊の発生源となっている。プラスチック製容器包装は、水を溜められる形状のものや、ビニールシートの様なフィルム状のものがある。容器状の物は水を物理的に溜めることができるが、フィルム状のプラスチック製容器包装廃棄物の表面と雨水のぬれ性については研究がなされておらず、今後の蚊の発生対策の一助になると考え、本研究を実施した。主な放置廃棄物となっている13種類のプラスチック製容器包装を選出し、素材、厚み、接触角を分析した。その結果、放置廃棄物には単一素材のものや複合素材のものがあり、40度以下の接触角であった。つまり、放置されたプラスチック製容器包装廃棄物は親水性であり、雨水を受けやすいことから、放置廃棄物の回収が蚊の発生抑制に寄与すると考察した。パナマ市民への保健衛生環境教育の実施、蚊媒介感染症予防の啓発活動への取り組み強化などが求められる。

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© 2022 日本マクロエンジニアリング学会
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