MACRO REVIEW
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成層圏クリーンエネルギー開発試案
高層風発電用超々巨大係留飛行船の自浮索および独航性諸船の基本発明
島田 眸
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1989 年 2 巻 1 号 p. 29-33

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抄録
成層圏と対流圏の圏界面は偏西風ジェットストリームの流れる巨大なクリーンエネルギー空間であり,エネルギー需要地の至近距離に眠っている。日本のエネルギー完全自給も十分可能である。 本案は同空間に風力発電所を搭載した巨大飛行船を係留させて原発,火電,水力に代替する大規模クリーンエネルギーステーションとしようとするものである。このために,われわれは,下記の概念発明を特許出願した。世論,政府,事業団体,企業の共鳴をえて事業化に結びつけたい。 (1)両端無負荷自浮索と同システム (2)独航式飛行船の離着水システム………等 本案は,経済性のためには巨大であるほど望ましく,究極的には「空中に係留された"都市"」のスケールにまで発展性を有する。地上からのみかけ上の大きさが太陽より小さければ日影はつくらない。成層圏へのO3供給も可能である。
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© 日本マクロエンジニアリング学会
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