抄録
2000年までに,1,000万人を超えるメガ都市は世界で23都市であるといわれている。このなかで約半数が地震地帯の上に乗っている。Perlmanの定義するメガ都市は情報拠点であることを条件としていないが,ニューヨーク,ロンドン,東京は三大情報キャピタルといわれている。さらに,ロスアンジェルスが加われば,情報都市に対する世界にとっての震災対策となる。2000年におけるメガ都市は,環太平洋に集中しており,都市生活者の78%はNICSに存在することになるという。 本論文は,東京を事例にしながら,対大震災シェルターとしての地下利用を提案する。