Journal of Neuroendovascular Therapy
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ISSN-L : 1882-4072
症例報告
Mo. Ma Ultra使用時にステントデリバリーシステムの回収に苦慮した2例
足立 秀光坂井 信幸今村 博敏谷 正一坂井 千秋石川 達也峰晴 陽平浅井 克則池田 宏之稲田 拓小倉 健紀柴田 帝式別府 幹也阿河 祐二清水 寛平藤堂 謙一山本 司郎
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2013 年 7 巻 5 号 p. 338-344

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抄録

【目的】頚動脈ステント留置(carotid artery stenting;CAS)時にMo. Ma Ultra(以下Mo. Ma)を使用し, ステントデリバリーシステムの回収に難渋した症例を経験したので,その機序と安全に回収するために行うべき手技について報告する.【症例】代表症例1:81歳,男性.症候性頚動脈狭窄にMo. Maを用いてCASを行ったが,ステントデリバリーシステムの回収に難渋した.【結論】Mo. Ma使用時にステントデリバリーシステムが回収困難になる原因は,ステント先端マーカーがMo. Maの出口ポートで引っかかることである.Preciseステントのアウターシースを確実にリシースすることによりシステムを回収することができた.

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© 2013 特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会

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