保健医療科学
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診療情報管理におけるICD-11改訂の普及について
横堀 由喜子
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2018 年 67 巻 5 号 p. 491-498

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抄録

我が国では,診療情報管理士(旧:診療録管理士)により病院の診療記録から国際疾病分類(ICD/International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems)を使用して傷病名がコーディングされ,それらのデータは病院のみならず様々な方面で活用されている.

ICDは,病院における疾病統計はもちろんのこと診療報酬請求で適用されているDPC制度( Diagnosis Procedure Combination:日本版診断群分類)においても使用されており,今回の改訂が採用されたときには,ICDに携わる診療情報管理士に対する速やかな教育や指導は必須のこととなる.

これは,すでにICDが普及している国々やこれから活用を計画している国々で共通した問題であり,WHO-FIC(The World Health Organization-Family of International Classifications)の教育普及委員会(EIC/Education and Implementation Committee)においても国際的な対応が検討されている.

今回のICD-11への改訂は,28年ぶりの大改訂であること,100年を超えるICDの歴史において初めてのIT化が行われたこと,章が21から26に増えたこと,今まで別の分類であったICFの一部がICD-11に章として加わったことなど,量も内容も過去にない多くの変化を伴った改訂である.さらに,今後,ICHI等の他の国際統計分類もIT化され,ICD-11とともにこれらツールに加わる可能性も高い.

今回のICD-11改訂における国内の普及への対応と今後の課題について論述する.

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© 2018 国立保健医療科学院
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