保健医療科学
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医療行為の国際分類(ICHI)の動向について
川瀬 弘一
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2018 年 67 巻 5 号 p. 499-507

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抄録

目的:WHOとWHO-FICネットワークは,2007年に医療行為の国際分類(ICHI)開発をスタート,その開発目的は,医療行為すべてをカバーし,分類のない国に提供し,分類を持っている国に対しては足りない部分を提供することである.ICHIは現在開発中で,暫定版としてICHI Beta-2 2018版を公表しているが,その最終段階にあり,ICHIはもう間もなく完成する.一方外保連では2008年から手術コードSTEM7を開発している.本研究はICHIの動向を明らかにするとともに,KコードとSTEM7とICHIコードを比較検討した.我が国でICHIを利用するにあたり,何か問題がないか検討した.

方法:Kコードは平成30年度版を用いた.STEM7は9.1版を用いた.ICHIコードはICHI Beta-2 2018版を用いた.具体例を提示しながら,それぞれのコードの基本構造の違いについて検討した.

結果:STEM7は操作対象部位,基本操作,手術部位へのアプローチ方法,アプローチ補助器械の 4 つの基本構造で構成されている.ICHIは 3 つの基本構造Target,Action,Meansからなり,STEM7と類似している.ICHIはすべての医療行為,身体機能や活動,環境,健康関連の行動について網羅している.さらにExtension Codeを追加することで,医療行為の分類をより詳細に記載することが可能になっている.

結論:ICHIコードはExtension Codeを用いることで,医療行為の分類を精緻化することが可能であり,とても便利なコードであるが,理解するのが難しい.今回Extension Codeの使用例を具体例に提示した.これによりICHIの理解が深まることが期待される.ICHIが承認された後には,ICHIの国内対応が円滑になることが期待できる.

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© 2018 国立保健医療科学院
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