保健医療科学
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研修報告
風疹の新規感染防止に向けた中核市保健所の取り組みの現状と課題
市田 美保
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2020 年 69 巻 2 号 p. 180-182

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抄録

近年の国内での風疹の再流行を受け,2019年 4 月から40~50代の男性に対象を絞った風疹の追加的対策が開始された.厚生労働省の指針による風疹対策の目標は,早期に先天性風疹症候群の発生をなくすとともに,2020年度までに風疹排除を達成するとされている.本研究では,中核市保健所(船橋市)における風疹対策の現状と課題について,行政データおよび職員へのアンケート調査データ(二次利用)の分析を行った.その結果,船橋市の風疹流行の特徴(2018-19)は,成人が約95%,男性患者は30~40代に多く,女性患者の約 4 倍多いという全国の特徴とほぼ一致していた.また,追加的対策による抗体検査の受検には,「風疹流行の認識」や「先天性風疹症候群の知識や捉え方」,「職場での健康に関する話題の有無」との関連が認められた.今後の対策については,風疹の流行や疾病に関する適切な情報の普及や,職場からの啓発に効果が期待されることが示唆された.

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© 2020 国立保健医療科学院
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