保健医療科学
Online ISSN : 2432-0722
Print ISSN : 1347-6459
ISSN-L : 1347-6459
特集
国連持続可能な開発目標3(SDG3)
ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成状況と課題
児玉 知子 大澤 絵里松岡 佐織横山 徹爾浅見 真理
著者情報
ジャーナル フリー

2021 年 70 巻 3 号 p. 224-234

詳細
抄録

ミレニアム開発目標の後継として2015年 9 月に採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)では,開発国のみでなく先進国においても保健分野の目標が設定され,「誰一人取り残さない」ための国際的な取組が一層強化された.SDG3では「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し,福祉を促進する」ことが目標とされている.この中で 8 番目に示されているユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)では,必要不可欠な保健サービスのカバー率として,リプロダクティブヘルス・母子保健,感染症,非感染性疾患,医療提供体制の 4 領域14指標が定義づけられている.これらの指標について,国内の既存統計や行政報告,および国連メタデータの活用について検討するとともに,OECD諸国におけるモニタリングデータ整備状況および開発国援助のための国際的なパートナーシップについて概説する.

著者関連情報
© 2021 国立保健医療科学院
前の記事 次の記事
feedback
Top