医療分野の研究開発に資するための匿名加工医療情報に関する法律が施行され,認定事業者の活動が開始されている.しかし,認定事業者への認知ならびに匿名加工医療情報の意義や利活用の可能性への認識は高いとは言えず,認定事業者の利活用が進まない可能性がある.次世代医療基盤法や認定事業者にかかる認識状況を把握し,今後重点的に取り組むべき啓発活動の特定や制度設計への提言に繋げることを目的とした.認定事業者の主な利用者となる可能性がある学術関係者と地方公共団体を対象として,Webアンケートを実施した.結果として全体的に次世代医療基盤法・認定事業者に対する認知度は低く,認定事業者への認知度を向上させる啓発活動と認定事業者の利活用を推進するために利用者と認定事業者への双方への支援が必要であることが確認された.