脳神経外科と漢方
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Print ISSN : 2189-5562
症例報告
治打撲一方で血腫が縮小した器質化慢性硬膜下血腫の2症例
山田 哲久名取 良弘森 恩甲斐 康稔三木 健嗣野口 直樹
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2019 年 5 巻 1 号 p. 53-57

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抄録

93歳,男性。頭部CTで右慢性硬膜下血腫と判断し穿頭術を施行。血腫は器質化しており十分除去できなかった。術後67日目から治打撲一方の内服を開始し血腫が縮小した。

84歳,男性。頭部CTで右慢性硬膜下血腫と判断し穿頭術を施行。血腫は器質化しており十分除去できなかった。治打撲一方の内服で経過観察の方針とし血腫は縮小した。

治打撲一方は器質化慢性硬膜下血腫に対する治療効果が期待できる可能性がある。

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© 2019 日本脳神経外科漢方医学会
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