NPO法人学術研究ネット
2017 年 13 巻 p. 66-81
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最近の政府の科学技術イノベーション政策を批判的に検討し,「社会的諸問題の科学技術による解決」という思考の問題点を指摘する.まず,日本の科学技術政策が辿った経路を1930年代にさかのぼって検証し,つぎに,イノベーションの思想とその展開を3期に分けて論じ,「起業家パラダイム」「技術・経済パラダイム」「戦略パラダイム」と転換してきたことを示す.とくに,1970-90年代以降の産業構造のもとでの戦略パラダイムの特徴を論ずる.それに基づき,現在の日本の「科学技術イノベーション」を批判する.
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