看護理工学会誌
Online ISSN : 2432-6283
Print ISSN : 2188-4323
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原著
一般尿検査に対する低侵襲性新規採尿法と通常採尿法の比較検証
金澤 悠喜杉山 大典
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キーワード: 採尿方法, 成人, 幼児, 尿検査値
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2026 年 13 巻 p. 178-187

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抄録
 従来品より侵襲性の低い採尿シートを開発し,その性能を検証した.対象は食後3時間以上経過し,水・茶以外の飲食をしていない18歳以上の100名(成人)および4~6歳の48名(幼児)とした.提出された中間尿を二分し,直接測定した尿と,採尿シートを通して再採取した尿を比較した.分析には級内相関係数および重み付けKappa 係数を用いた.尿蛋白(CRE 補正)および尿クレアチニンは成人・幼児ともに高い相関を示し,尿定性蛋白はalmost perfect であった.一方,尿沈渣は成人がmoderate,幼児が不一致であり,培養検査は不一致であった.以上より,一般定性検査 における有用性が示唆されたが,尿沈渣については改良が必要と考えられた.

【キーメッセージ】

1.今回の研究は看護・介護のどのような問題をテーマにしているのか?

 研究を行うきっかけとなったことはどのようなことか?

→ トイレで排泄ができない児の採尿時に生じる採尿される側と採尿する側の負担を解決しようとするものである.

広く活用されている採尿バッグを用いずに採尿できる試作品を作成し,その尿検査値への影響を検証した.

2.この研究成果が看護・介護にどのように貢献できるのか?あるいは,将来的に貢献できることは何か?

→ 将来的には,NICU やPICU で治療する児および看護師に貢献できる可能性が高い.

ベッド上での生活をしている人や認知症およびその介護者にも汎用可能性が高い.

3.今後どのような技術が必要になるのか?

→ 今後は,尿成分と試作品との吸着等を軽減する技術および尿成分に影響を与えずに絞る技術が必要となる.

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