2026 年 13 巻 p. 200-209
【キーメッセージ】
1.今回の研究は看護・介護のどのような問題をテーマにしているのか?
研究を行うきっかけとなったことはどのようなことか?
→ 臨床で勤務するなか,誤嚥性肺炎で入退院を繰り返す患者に非常に多く出会った.
何度も入退院を繰り返すなかで,口から食べることがむずかしくなっていく,そういった様子を目の当たりにし,そこをとなんとか変えていけないかと考えた.そのようななか,誤嚥の要因となる食事中に咽頭に残る食べ物を,エコーでアセスメントする方法が開発され,その技術を学ぶことができるようになった.
2.この研究成果が看護・介護にどのように貢献できるのか?あるいは,将来的に貢献できることは何か?
→ 嚥下エコーの教育プログラムを受けた看護師が,どのように実践でエコー撮影技術を獲得したかを知ることで,訪問看護でのエコー技術の実装に貢献できる.将来的に,訪問看護利用者のなかで専門的ケアニーズが高い誤嚥性肺炎の予防に向け,訪問看護師がエコーを使い,その画像をもとにかかりつけ医との連携によって安全な医療を提供できる.住み慣れた場所で,「食べる楽しみ」のある人生をおくることができる.
3.今後どのような技術が必要になるのか?
→ 訪問看護で行うエコーの撮像および画像評価をオンサイトで支援する技術,教育プログラム修了後に利用できる指南付きシミュレーションモデルが必要になる.