抄録
本研究においては,新たに開発したオプティカルフローに基づく活動量測定方法の妥当性の検証を目的とした.対象者1名に,動画を撮影するためのアクションカメラと,加速度を測定するためのスマートフォンを胸部に装着した.歩行や静止などいくつかの条件を設定し,その条件下で動画撮影,加速度測定を行った.撮影した動画からオプティカルフローを使用して活動量を算出し,加速度との相関関係を検討した.対象者のオプティカルフローに基づく活動量の変化は,いくつかの条件において加速度と有意な相関関係が認められた.オプティカルフローに基づく活動量が,測定対象者の加速度と相関関係が認められた本研究の結果は,今回新たに開発した方法が,対象者の活動量を反映する可能性を示唆している.今後は,加速度との特性の相違の検証,活動量にかかわる外的基準とのさらなる比較に加え,より複雑な条件において検証を進める必要がある.