看護理工学会誌
Online ISSN : 2432-6283
Print ISSN : 2188-4323
ISSN-L : 2188-4323
原著
高齢糖尿病患者の血糖自己測定手技獲得時の困難さに影響する要因とその看護の実態
阿部 麻里, 大江 真琴, 池田 真理, 村山 陵子, 小見山 智恵子, 真田 弘美
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2021 年 8 巻 p. 122-133

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抄録
 はじめに:高齢の糖尿病患者数の増加に伴い,高齢者に適した血糖自己測定(SMBG)の教育やデバイスのニーズは高い.そこで,高齢者がSMBG の手技獲得時の困難さに影響する要因と看護の実態を検討した.方法:SMBG の教育を行う看護師にフォーカス・グループ・インタビューを行い,質的帰納的に分析した.結果・考察:高齢者のSMBG 手技獲得時の困難さに影響する要因は<身体の機能低下や反応>,<新しい技術習得時の適応力の低下>,<教育環境の不備>,<デバイスとのミスマッチング>,であることが明らかとなった.看護師は[手技獲得時の困難さに影響する要因への看護],[手技獲得時の困難さへの看護],[手技獲得時の困難さにより生じるものへの看護]をしていた.困難を繰り返し経験すると,苛立ちや悲嘆,手技獲得の意欲低下など<負の感情>が生じる可能性があり,学習目標の設定,評価に患者の参加を促すことや,自己効力感を高める看護の必要性が示唆された.
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